ソフトバンクロボティクスは6月1日、高密度に保管されたコンテナの入出庫技術である「Cube Storage Automation」(自動化立体型格納技術)を開発・展開するノルウェーにあるロボット技術企業のAutoStore ASとグローバルディストリビューター契約を締結したと発表した。
オートストアの自動倉庫型ピッキングシステム「AutoStore(オートストア)」は、従来の倉庫と比較して75%の面積削減を実現。通路や棚をなくすことが可能なため、ほぼ全ての倉庫面積をコンテナ保管スペースとして最大限に有効活用することができるようになる。ソフトバンクロボティクスはオートストアのグローバルディストリビューターとして、日本国内を中心に「AutoSrore」を含むオートストア製品を販売していくとしている。
ソフトバンクロボティクスの冨澤文秀CEOは、「床面積当たり最大の在庫体積効率を誇り、かつ現場スタッフが歩かずにピッキング可能な『AutoStore』のグローバルディストリビューターとなったことで、ソフトバンクロボティクスは日本のみならず世界の物流課題に応えることができるようになる。物流現場のニーズを実現する唯一絶対のソリューションはなく、さまざまなロボットや自動化技術を組み合わせて顧客のビジネスに適した解決策を提案する私たちにとって、『AutoStore』はその核となる」と話している。
また、オートストアのKarl Johan Lier CEOは、「新たなグローバルパートナーであるソフトバンクロボティクスは、全ての商取引を自動化し、クラス最高の自動化ソリューションを顧客に提供するという私たちのミッションに強力に貢献してくれると確信している。また、新型コロナウイルス感染症拡大によって加速された世界的なメガトレンドは、市場に並外れた吸引力をもたらし、AutoStore製品への要求を高めている」とコメントしている。
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