アイリスオーヤマは6月30日、エヌ・ティ・ティ都市開発と仙台市若林区の「アーバンネット卸町ビル」の売買契約を締結した。
同物件は情報流通用オフィスとして活用されていたが、情報通信技術の革新による施設の利用縮小が続き、エヌ・ティ・ティ都市開発が今後の利活用について検討していた。
アイリスオーヤマは、同物件をEC向けの配送センターとオフィスフロアなどで構成するグループの「アイリス卸町ビル」として利用する計画で、9月の稼働開始、2022年3月の本格稼働を目指して準備を進めていく。
アイリスグループは、2022年に売上高1兆円規模を目指して事業を拡大しており、「アイリス卸町ビル」を新設することで、グループの事業拡大に対応するとともに、コロナ禍で需要が一層高まっているECを強化し、グループの成長に向けたビジネス機会の創出・拡大を図る。
■アイリス卸町ビル 概要
所在地:仙台市若林区卸町3-8-103
敷地面積:1万600m2
建物:(N館)地上8階建て延床面積2万3982m2
(S館)地上4階建て同6741m2
従業員数:約250名(開設時)
稼働開始:2021年9月
交通:JR仙石線「苦竹駅」徒歩20分、地下鉄東西線「卸町駅」徒歩15分
売買契約締結日:6月30日
物件取得予定日:7月28日