アスクルは7月14日、物流センターの人手不足解消と生産性向上のため、属人化していた工程にMujinのデパレタイズロボットとギークプラスのAGVを導入したと発表した。
デパレタイズロボット「MujinRobotデパレタイザー」は、ASKUL Logi PARK横浜(横浜市鶴見区)に1台導入した。
出荷するケース品を持ち上げ、コンベヤに投入するアーム型ロボットで、従来は従業員が手作業で行っていた1日平均6000箱のケース品をコンベヤへ投入する作業工程に導入し、同工程を自動化。これにより、従業員の作業負担を大きく低減した。
AGV「EVE P800R」は、ASKUL三芳センター(埼玉県入間郡三芳町)に棚搬送用として116台を導入した。
同ロボットの導入により、ロボットが商品棚をピッキング担当者の元まで運ぶ「Goods To Person」方式のピッキングを実現したことで、作業員の歩行による負担を低減。また、ピッキングの定点化によって生産性の倍増を見込んでいるほか、商品棚の密集配置によって収容在庫数を拡大させた。
アスクルは、物流センターの人手不足解消と生産性向上に向けて積極的に高度自動化を進めており、今回のロボット導入もその一環として実施した。
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