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商船三井/洋上風を船舶の推進力へ新たな省エネ技術共同開発

2021年07月27日/IT・機器

商船三井は7月27日、商船三井ドライバルク、大島造船所、相浦機械と、船舶の荷役用クレーン等を利用した船舶推進力補助帆「IKNOW DELTA SAIL CRANE(アイノウ デルタ セイル クレーン)」を共同で研究開発することに合意したと発表した。

<クレーンおよびデルタセイルのイメージ>
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<デルタセイルを搭載した船のイメージ>
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この共同研究は、既存の船舶の荷役用クレーンにある三角部等に帆を張り、洋上風を船舶の推進力に活かすことで、航行時に排出される温室効果ガスを削減することを目的としている。

商船三井ドライバルクの運航船は、その多くが荷役用クレーンを装備しており、ばら積船・木材チップ船・多目的船と船種を限らず幅広くデルタセイルの搭載を検討する予定だ。

<革新的な省エネ技術の導入>
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<クリーンエネルギーのサプライチェーン>
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なお、商船三井グループは、「2050年までのネットゼロ・エミッション達成」を含めた「商船三井グループ 環境ビジョン2.1」の中長期目標の実現に向け、5つの戦略で臨む。

従来から取り組んできた洋上風力を活用する環境負荷低減技術(ウインドチャレンジャー/ウインドハンタープロジェクト等)の導入推進に加え、この共同研究を通じて、戦略の一つである「さらなる革新的な省エネ技術の導入」に取り組み、クリーンエネルギーのサプライチェーンにおいて各業界のリーダーと共に温室効果ガス排出削減に努めるとしている。

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