川崎汽船は8月20日、同社のフィリピンでのビジネスパートナー企業であるRayomar グループが、川崎汽船の海事技術者研修施設である“K” Line Maritime AcademyPhilippinesの一部スペースを使用して新型コロナワクチンの接種を行うことをフィリピン保険省および Pasay 市から承認され、同グループ社員および同社研修施設のスタッフへのワクチン接種を開始したと発表した。
<“K” Line Maritime AcademyPhilippinesでの接種の様子>
ワクチン接種は Rayomar グループがフィリピンで川崎汽船船員向けに医療サービスを提供している“K”Line Clinic が主体となって実施している。
フィリピンではワクチン接種が遅れているといわれているが、生活インフラを支える海上輸送を決して止めないという川崎汽船の目標に向けて、安定的な船員の確保のため、今後は同社が管理する本船の乗組員の他、関係会社に勤務するスタッフへのワクチン接種を進めていくとしている。