大和ハウス工業は10月1日、今後開発するマルチテナント型物流施設の屋上に、「PPA(電力購入契約)モデル自家消費型太陽光発電設備(オンサイトPPA)」を順次導入していくと発表した。
「オンサイトPPA」は、太陽光で発電した電力を電気の使用者である需要家と、第三者である太陽光発電事業を実施する発電事業者が結ぶ「電力販売契約」の一つ。
大和ハウス工業による取り組みでは、同社グループが発電事業者となり、「オンサイトPPA」で発電した電力をテナント企業に売電する。これにより、テナント企業とともに「カーボンニュートラル」の実現を目指す。
大和ハウス工業では、5月にマルチテナント型物流施設「DPL流山III」の屋上へオンサイトPPA(8010m2、発電能力1.07MW)を設置しており、入居テナント企業に好評だったことから、10月1日からは「DPL三郷II」の屋上にも同設備(8076m2、発電能力1.14MW)を設置し、発電した電力の使用を開始している。