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サカイ引越センター/4~9月の売上高4.9%増、営業利益は減

2021年10月29日/決算

サカイ引越センターが10月29日に発表した2022年3月期第2四半期決算によると、売上高504億9200万円(前年同期比4.9%増)、営業利益48億5900万円(17.5%減)、経常利益51億9400万円(14.8%減)、親会社に帰属する当期利益32億3100万円(20.6%減)となった。

3、4月の繁忙期は、法人の転勤需要が減少すると想定し、インターネット受注に注力することで、受注件数の確保を図ってきたが、3月末の緊急事態宣言解除後、法人取引先より想定以上の受注があり、自社でのサービス提供体制の限界を超え、従業員の負荷が増加した。そのため、4月以降はコロナのクラスター発生防止と従業員の労働時間に配慮し、受注を取り込んだ結果、計画以上に外注費が発生た。

更に、東京オリンピック・パラリンピック期間に関東圏での受付件数が減少したことと、開催期間中の交通規制などによる作業への影響を考慮し、受注調整をしたことにより稼働率が下がった。そして今期、コロナ禍での負担が大きかった社員に特別手当の支給をしたため経費が増加し、また前期は賞与繰入の取崩しによる経費の減少があった。

通期は、売上高1034億8000万円(3.1%増)、営業利益116億7500万円(4.9%増)、経常利益119億4400万円(1.8%増)、親会社に帰属する当期利益79億6200万円(3.4%増)を見込んでいる。

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