日通総研は10月29日、2021年9月調査の企業物流短期動向調査の調査結果を発表した。
国内向け出荷量の動向では、7~9 月実績(見込み)で低下も、10~12 月見通しでは上昇の見込みとしている。
荷動き指数では、・2019年1~3月実績で17ポイント、4~6月実績でも7ポイントの大幅な低下となり、景気の悪化を示唆。7~9月実績で1ポイント戻すものの、10~12月実績では消費増税の影響により再び低下に向かい、2020年1~3月実績でさらに一段の低下。
4~6 月実績では、コロナ・ショックの影響を大きく受け大幅に低下。リーマン・ショック後の 2009 年 1~3 月実績(△75)、4~6 月実績(△69)に次ぐ低水準になった。
7~9 月実績で上昇に転換。以降、大幅な上昇が続き、2021 年 4~6 月実績ではプラス16 と、2018年10~12月実績以来2年半ぶりにプラスへ浮上。7~9 月実績では10 ポイント低下したが、10~12 月見通しでは再び上昇する見込み、としている。