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商船三井、Vopak/香港洋上LNG受入基地向けFSRU利用で合意

2021年12月16日/物流施設

商船三井とRoyal VopakN.Vは12月16日、商船三井が保有する世界最大の FSRU「 MOL FSRU Challenger 」の船主会社株式の49.99% をVopakが取得することについて合意したと発表した。

< MOL FSRU Challenger >
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なお、このFSRUは今後船名を「Bauhinia Spirit」 (バウヒニア スピリットに変更予定。商船三井とVopakが共同保有することとなる新たな合弁会社は、Hong Kong LNG Terminal Limited(HKLTL)との 長期傭船契約に基づいて、FSRUを香港洋上LNG受入基地に投入 すると共に、桟橋の保守 ・ 操業サービス、および港湾関連サービスを提供する。

商船三井が積み重ねてきたFSRUを含むLNG関連事業での豊富な実績と、Vopakが持つ桟橋保守 ・ 操業に関する知見を組み合わせることで、より一層信頼性の高いサービス提供を実現する。

プロジェクトは、現在HKLTLが進める桟橋の建設工事が最終段階 を迎えており、2022年中頃の操業開始を予定している。このFSRU は今後香港南海上(ソコ群島東方)で操業し、新界地区にあるブラックポイント火力発電所、およびラマ島にあるラマ火力発電所に天然ガスを供給する。

商船三井はVopak社とともに、このプロジェクトを通じて、香港で初めてのLNG輸入ターミナル事業の実現、ひいては環境負荷の低い ガス火力発電の比率を増加させることで、香港政府が掲げる大気 環境改善目標の達成に貢献する。

加えて、商船三井とVopakは、このプロジェクトでの協業を足掛かりにして、主要な舶用燃料供給地の一つである香港において、クリーン代替燃料である舶用LNG燃料供給事業の研究および開発 を深度化していくとしている。

■FSRU概要
全長:345.00m
全幅:55.00m
LNG貯蔵能力 26万3000m3

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