フェデックス エクスプレス(フェデックス)は12月20日、ジュニア・アチーブメント日本が運営する「スチューデント・シティ」プログラムへの支援活動を完了したと発表した。
このプログラムでフェデックスは、東京都品川区の小学校5校の6年生約280人の学習をサポートした。児童はフェデックスのボランティアから貿易と経済の基本について助言を受け、将来の物流ソリューションに関する新しいアイデアを出し合うことで、創造性を発揮した。
「スチューデント・シティ」は、東京都品川区の小学校内に設置されたモデル都市で、児童がさまざまな企業の従業員となって働く体験ができる。このプログラムは通年運営されており、品川区の公立小学校に通うすべての生徒が参加するものだが、今年は新型コロナウイルス感染予防のため、すべてオンラインでの開催となった。
1か月にわたるこのプログラムで児童は、集荷と配達に関して、様々な異なる状況での顧客の満足度を向上させるというタスクに取り組んだ。例えば、市街地から遠い地域に居住する顧客向けの便利な集荷オプションや、日曜日にしか自宅で荷物を受け取ることができない顧客向けの、独創的な配送オプションについてアイデアを出し合った。
オンラインで行われた最終の発表会では、これらのタスクに対して、地元のタクシー会社やスーパーマーケット、コンビニ、駅等と協力して集配できるポイントを拡大するというアイデアや、スマートフォンのアプリやドローンのような最新技術を活用して顧客の利便性を高めるというアイデアが出された。
児童はフェデックスのボランティアと共にこれらのアイデアを話し合い、売上や費用の予測、サービス品質と価格の比較、物流会社での労働環境を踏まえた従業員の仕事量の確認も行った。フェデックスのボランティアは児童をサポートする中で、他の児童の意見の取り入れ方や、より良いコミュニケーション自分の考えの共有のしかたについてアドバイスをして、児童がうまく共同作業を行えるように支援した。
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