成田空港は1月27日、2021年暦年の空港運用状況を発表した。
それによると、国際線貨物便の発着回数は、旅客便の運休・減便による貨物スペースの減少や、国際海上輸送の混乱による船落ち貨物の航空輸送への流入により、国際線貨物臨時便が多数運航され、暦年で過去最高値を更新し、コロナ禍前の2019年との比較では倍増となった。
国際航空貨物量も、北米等の自動車需要の回復、世界的な半導体不足による半導体製造能力増強に伴い、自動車部品に使用されるプラスチック類、半導体工場で使用される半導体製造装置、また、新型コロナウイルスワクチンの輸送に伴う医薬品などが年間を通して荷動きが好調であり、暦年として過去最高値を更新した。