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日本GLP/滋賀県湖南市で4.2万m2の物流施設を着工

2022年02月09日/物流施設

日本GLPは2月9日、滋賀県湖南市で総延床面積が約4万2000mの先進的物流施設「GLP栗東湖南」を着工したと発表した。

<「GLP栗東湖南」完成イメージ>
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<エントランス完成イメージ>
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総開発費は約77億円で2023年3月の竣工を予定している。既に賃貸面積の約34%を滋賀県に本社を構える企業と賃貸借契約締結済みとなっている。

「GLP栗東湖南」は、名神高速道路「栗東湖南IC」から約4km、新名神高速道路「甲賀土山IC」から約28.1kmと滋賀県内だけではなく、京都・湖南エリア配送に適した立地であり、名阪の中間地点の物流拠点として最適な立地にある。また、JR琵琶湖線「草津駅」から約12.6km、JR草津線「石部駅」から約1.5kmと通勤が便利なことに加え、周辺には住宅地があり、将来的な人口増加も見込めることから、雇用確保の観点からも好立地と言える。

<休憩室完成イメージ>
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施設の特徴としては最大6テナントが入居可能の4階建てで、小規模なスペースニーズにも対応するマルチテナント型物件。高度なマテハン設備の導入をはじめとする倉庫の自動化への装備など、効率的なオペレーションを実現する。また内装には滋賀エリアの文化、伝統、自然をモチーフとして青色を基調としたデザインを館内の随所に取り入れ、館内で働く人の心身の健康に配慮した施設設計を目指す。さらに大型シーリングファンやパウダーコーナーを設置するなど働く人の快適性を追求し、雇用の安定を図る。

環境配慮面では、太陽光発電を設置して館内で自家消費する計画だ。補完としてグリーンエネルギーの購入を合わせることで、再生エネルギー100%の達成を目標としている環境に配慮した施設となる予定。BCP面では、地震対策として耐震性能の高いブレース材を採用し安全性を確保するほか、24時間稼働の非常用発電機の装備や浸水・液状化対策を講じることにより事業の継続性を確保している。

「GLP栗東湖南」の周辺には工場や物流関連企業が多く、工業集積地として製造業や3PL企業からの先進的物流施設への潜在需要が見込めるエリア。他ディベロッパーの進出も少なく、今後賃貸物流マーケットが大きく伸長していく地域と考えている。こういったエリアの特性を活かし、日本GLPが長年培ってきた物流施設設計のノウハウや運用実績を発揮し、地域社会の成長への貢献を目指す。

日本GLPの帖佐 義之社長は、「このたび、当社にとって滋賀県で初めてのマルチテナント型物流施設となる『GLP栗東湖南』の着工を迎えられたことを嬉しく思う。名阪エリアの中間に位置する『GLP栗東湖南』は、両都市圏への広域配送のみならず京滋エリアへの配送拠点としても恵まれており、物流拠点としてさらなる発展も期待できる。日本GLPは、このエリアに新たな賃貸物流マーケットを創造していく所存。また、『GLP栗東湖南』へは、既に一部区画で入居企業が決定しており、これまで培ってきた物流オペレーションを最適化する施設のスペックなどを評価されたものと自負している。日本GLPは引き続き、カスタマーのビジネス拡大をサポートしていくと同時に、地域社会の発展に貢献していく」と述べている。

<関西エリアでの今後の開発予定>
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■施設概要
施設名:「GLP栗東湖南」
所在地:滋賀県湖南市石部北5-1-1
敷地面積:約2万800m2
延床面積:約4万2000m2
構 造:地上4階建て、鉄骨造/耐震造
着工:2022年2月
竣工:2023年3月(予定)
認証取得:CASBEE(新築)認証、ZEB Ready認証、BELS認証(予定)

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