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三井倉庫/弁護士ドットコムと紙と電子の契約書の一元管理

2022年02月10日/SCM・経営

三井倉庫ビジネスパートナーズは2月10日、Web完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」を展開する弁護士ドットコムとの協働を強化し、「紙と電子の契約書の一元管理」を目的としたトータルソリューションサービスを開始すると発表した。

<サービスイメージ>
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同社は、クラウドサインを検討中の企業、クラウドサインのユーザー企業に対して、既存の紙で保管している契約書の利用頻度調査を実施し、最適な保管方法の提案を行う「コンサルティングサービス」の提供を開始する。

また、コンサルティング後に必要な書類を電子化し、クラウドサインで管理・検索するための「スキャニングサービス」、紙の契約書を保管する「アーカイブサービス」を提供し、「最適な紙と電子の契約書の一元管理」を実現する。

なお、新型コロナウィルスの流行が続く中、企業における感染症対策の取り組みとして在宅勤務やリモートワークが普及している。同時に、出社を必要としない電子契約の活用が加速しており、押印と契約書の保管・登録のプロセスを電子化することで、契約締結までのスピード化とコスト削減にも貢献する。

一方で、電子契約を導入する企業とそうでない企業間の取引では、従来の紙による契約書に合わせるケースや、紙と電子による2つのパターンの契約書が並存するケースが発生し、クラウドサインのユーザー企業においても契約書の書庫への保管が発生していた。この課題に対して、同社はWeb完結型クラウド契約サービスを提供する弁護士ドットコムと業務提携し、クラウドサインのユーザー企業を対象に、同社が提供する書類保管サービス「スマート書庫」による保管方法を提案してきた。

さらに両社は、相互の強みと契約書の保管でのナレッジを活かし、並存する契約書保管のコンサルティングを開始し、協働を強化する。これにより、「紙と電子の契約書の一元管理」を実現し、最適な契約書の管理とオフィススペースの有効活用を支援する。

今後も同社と弁護士ドットコムは、電子契約の普及過渡期に発生する、紙と電子の契約書並存での管理課題の解消を目指し、契約業務のDXを推進していくとしている。

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