川崎汽船は2月10日、環境情報の調査・開示を行う国際非営利団体(NGO)のCDPより「サプライヤー・エンゲージメント評価」で最高ランクの評価である「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー・ボード」に4年連続で認定されたと発表した。
同社は、昨年11月に気候変動対策に対する取り組みを強化するため、環境に関わる長期指針「“K”LINE 環境ビジョン2050 ~青い海を明日へつなぐ~」の一部を見直し、新たな2050年目標として「GHG(温室効果ガス)排出ネットゼロに挑戦する」ことを定めた。
同社グループは、海運業を母体とする総合物流企業グループとして、「人々の豊かな暮らし に貢献する」という企業理念のもと、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指し、自社のGHG排出削減への取り組みの強化に加え、洋上風力発電といった再生可能エネルギー事業の支援船や、水素やアンモニアなどの新エネルギーの輸送、回収したCO2の輸送、社会の脱炭素化に向けた事業の支援など、環境負荷の低減に引き続き積極的に取り組んでいくとしている。
なお、「サプライヤー・エンゲージメント評価」とは、企業のサプライチェーン全体での気候変動・温室効果ガスの排出量削減への取り組みについて調査し、企業を格付けするもので、同社の戦略と行動が評価されたもの。
今回は、世界で対象会社6300社の内、518社(うち、同社を含む日本企業は105社)がリーダー・ボードに選出された。
川崎汽船/3200人参加し“K” LINE 安全キャンペーンを実施