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飯野海運/みずほ銀行等が脱炭素化を資金面で支援

2022年02月21日/SCM・経営

飯野海運は2月21日、みずほ銀行と海運業界で初の環境評価融資商品「Mizuho Eco Finance」のコミットメントライン契約を締結した。

契約はシンジケーション方式で組成されており、みずほ銀行と参加金融機関が、飯野海運のサステナビリティへの取組みをファイナンス面で支援する。

「Mizuho Eco Finance」は、脱炭素社会への移行に向けた企業の取組みを支援することを目的に、みずほ銀行が提供する環境評価融資商品。グローバルに信頼性の高い環境認定や評価などを取り入れたみずほリサーチ&テクノロジーズの環境評価モデルにより、企業の取り組みや指数がスコアリングされ、一定のスコア以上を獲得した企業に対し融資契約が行われる。

飯野海運グループは、現中期経営計画で気候変動をマテリアリティ(重要課題)の一つと位置づけ、温室効果ガス排出量削減目標の策定やサステナビリティへの取り組みを進めている。

また、気候変動がもたらす事業へのリスクと機会についての分析と対応を強化し、関連情報の開示拡充に努めるため、2021年7月にはTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に賛同するなど、経営戦略の軸にサステナビリティを据えている。

「Mizuho Eco Finance」のコミットメントライン締結にあたっては、TCFD提言への賛同に加え、海運部門と不動産部門でそれぞれ2030年と2050年までの温室効果ガス排出量削減目標を掲げていること、サプライチェーン全体で年度ごとのCO2排出量を開示していることなども評価された。

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