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GLR/茨城県常総市で約2.7万m2のマルチテナント型物流施設着工

2022年03月07日/物流施設

ジーエルアールインベストメント(GLR)とCBREインベストメントマネジメント・ジャパンは3月7日、茨城県常総市において「(仮称)CMRE IM 常総EAST」の地鎮祭を行い着工したと発表した。

<完成イメージ図>
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<位置図>
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常総東特定目的会社はCBREインベストメントマネジメントが運用するファンドであるCBRE Asia Value Partners Vの出資を受け、GLRがCBREインベストメントマネジメント・ジャパンとともに物流施設の開発プロジェクトからリーシング、及び竣工後の運営までを担うアセットマネジメント業務を受託している。

GLRが強みとする物流施設のリーシング力を活かして優良なテナントを誘致し、竣工後早期の収益化を図る予定。

建設地は常総市大生郷町の大生郷工業団地内で、2万4683.53m2(7466.76坪)の敷地に地上2階建て延床面積約2万7500m2(約8300坪)の物流施設を建設する予定だ。

なお、計画建物は、2区画に分割対応が可能なことに加え、荷物用EV及び垂直搬送機各3基(将来対応エリア3か所あり)を備える等の計画をしており、庫内オペレーション効率の高い物流施設となる。

<高速道路路線図>
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この地は圏央道「常総」ICから約6.4kmと、圏央道至近の希少な立地。昨今、圏央道エリアの物流施設は空室率が低下している一方、新規供給は限定的であるため、インターネット取引の普及に伴う倉庫需要の増加や、労働環境の改善や建物・設備の老朽化に伴う最新スペックを備えた倉庫に対する需要などのニーズの受け皿になる希少な物流施設となる。

また、圏央道を利用することにより、東名高速道路、中央自動車道、関越自動車道、東北自動車道、常磐自動車道、東関東自動車道へ接続でき、さらに国道294号線へのアクセスが良好であることから、首都圏のみならず東北エリア等各方面へも接続可能であり、広域をカバーできる交通利便性の高いエリアとなっている。

所在する大生郷工業団地は常総市の重要な産業拠点となっており、24時間操業が可能である点でも、3PLや荷主企業が運用する上で優れている環境といえる。

また、常総IC周辺では地域の農業を活性化するための街づくりを目指すものとして、「アグリサイエンスバレー(2023年オープン予定)」の整備が進められており、計画地45haのうち約19haは企業用地として企図されていることから、新たな産業拠点として期待されている。こうした背景には、常総市が圏央道を中心とした交通利便性の高いエリアであることが挙げられる。

■プロジェクト概要
所在地:茨城県常総市大生郷町字中丸6139番3他
「大生郷工業団地」内
交通:圏央道「常総」ICより約6.4km
   関東鉄道常総線「三妻」駅より約5㎞
敷地面積:2万4683.53m2(7466.76坪)
延床面積:約2万7500m2(約8300坪)(予定)
用途地域:工業専用地域
構造:鉄骨造 地上2階建て(予定)
駐車場:普通車139台、大型車待機場設置(予定)
竣工:2023年3月末(予定)

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