国土交通省は4月18日、紙おむつ・生理用品の物流を将来にわたって維持するため、国土交通省・製造メーカー・卸売業者・運送事業者等の関係者間で、パレット輸送とDFL(Design For Logistics)の取組みを促進するアクションプランに合意したと発表した。
アクションプランは、まず、「おむつ・生理用品のパレットサイズはT11型(1100mm×1100mm)とし、荷量の多い商品については2023年度までのパレット輸送に取り組む」としている。
また、「商品の設計段階から、パレットへの積付効率を考慮した外装サイズの最適化(DFL:Design For Logistics)を促進する」、さらに、「行政は取組みの旗振りや各種支援、表彰、周知PRを実施する」としている。
背景には、2024年に控えるトラックドライバーの罰則付き時間外労働規制(年960時間)の適用を見据え、ドライバーの長時間労働の改善・物流の生産性向上は喫緊の課題であること。このため、官民連携した検討の場を2021年10月に設置し、手荷役からパレット化に向けた方策の検討を重ねてきたことがある。
■アクションプラン本文及び紙加工品(衛生用品分野)物流研究会
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk4_000112.html
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