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敷島製パン/7月1日納品分よりパン値上げ、物流費も影響

2022年05月06日/生産

敷島製パンは5月2日、一部パン・菓子商品の価格を7月1日納品分より改定すると発表した。

輸入小麦の政府売渡価格が本年4月期より前年10月期比17.3%アップと大幅に引き上げられたことを受け、主要原材料である小麦粉の値上げが製粉メーカー各社で6月下旬より実施される。輸入小麦の政府売渡価格は前年10月期の19.0%引き上げに続いて3期連続の値上がりとなった。

これに加え、油脂をはじめとする副原料や包材価格なども高騰しており、原油価格の高騰に伴って電気・ガス・ガソリン等の燃料費や物流費などの経費も増加している。

同社では生産の合理化・効率化、輸送体制の見直しなどの企業努力によってコストアップを吸収してきたが、この先も従来と同等の品質を保ちながら価格を維持することは極めて厳しい状況であることから、価格改定を実施するもの。

改定内容は、対象商品の出荷価格を約2%〜約9%(平均5.4%)の値上げ。食パンは、約4%〜約9%(平均5.9%)、食卓ロールは約3%〜約8%(平均5.3%)、菓子パンは約3%〜約9%(平均5.6%)、和洋菓子は約2%〜約8%(平均4.8%)の値上げとなる。

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