鈴与は5月12日、鈴与カーゴネットと共に、国土交通省や学識経験者などから組織するエコシップ・モーダルシフト事業者選定委員会において、2021年度の「エコシップマーク」認定事業者に選ばれたと発表した。
「エコシップマーク認定制度」は、一般貨物の輸送に関し、海運事業者、荷主企業等が一体となって、環境負荷が少なく省エネ・CO2削減に効果のあるフェリー、RORO船、コンテナ船、自動車船の利用を促進し、海上貨物輸送への一層のモーダルシフトを積極的に推進する優良事業者に対し、エコシップマークの使用を許可する制度。
同社はこのほど、食用油、小麦粉等の製造を中心とする大手食品メーカーの製品輸送について、従来は大型車両で陸上輸送していた茨城県神栖-兵庫県神戸間を、輸送ロット調整の上、千葉県-大阪府間をフェリー利用による海陸一貫輸送へ切り替えたことで、陸上輸送距離を約500km短縮(80%減)し、CO2排出量削減を実現した。
同社は2015年度から6回連続でエコシップマークの認定を受けており、長年に渡り環境負荷の低減に加え、ドライバーの労働環境改善にも取り組んでいる。
今後も同社グループは、様々な変化に対して安定的な輸送サービスの提供を行うと共に、環境負荷の低減に貢献することで、顧客のニーズに応えていくとしている。