デカルト・データマインは5月12日、アジア発米国向け(往航)4月分と米国発アジア向け(復航)3月分のコンテナ輸送量実績データを発表した。
<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送 月次トレンド比較 4月>
それによると、4月のアジア主要10か国・地域発米国向け(往航・母船積み地ベース)は中国発が3.7%増と鈍化するも、韓国、ベトナム、インド、マレーシア発の2桁増に支えられ、175万8138TEU(前年同月比6.5%増)となった。同数値は4月として単月過去最多、前年比増は22か月間連続となった。
国・地域ごとの輸送量1位は中国発(シェア58.2%)で3.7%増となった。増加傾向は継続しているが、拡大幅は縮小。上海港など主要6港の取扱量が前年比0.4%減少していることから、コロナ感染対策の影響とみられる。
以下、2位は韓国発(シェア10.5%)で20.4%増、3位はベトナム発(シェア9.2%)で23.8%増と続いた。
品目別の輸送量1位は家具類(シェア19.5%)で1.2%増。ベトナム発の取り扱い増が貢献するも、前月からの増加幅は1.3%減と縮小した。
以下、2位は機械類(シェア10.8%)で3.4%増、3位はプラスチック(シェア8.5%)で8.6%増となった。
<米国発アジア10か国・地域向けコンテナ輸送 月次トレンド比較 3月>
米国発アジア主要10か国・地域向け(復航・最終仕向地ベース)の3月分は47万1002TEU(16.7%減)で、9か月連続で前年を下回った。
国・地域ごとのコンテナ輸送量は、1位の中国向け(シェア28.0%)が17.1%減、2位の日本(シェア12.6%)が14.9%減、3位の韓国(12.5%)が15.6%減と、2桁減が目立った。
品目ごとの輸送量は、1位がパルプ・古紙(シェア16.5%)で18.8%減、2位が牧草・豆類(12.9%)で14.6%減、3位がプラスチック(シェア6.9%)で8.0%減と続いた。
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