フェデックスエクスプレス(FedEx)は5月30日、2022年ESGレポートを発行した。
<フェデックスESGレポート2022を発行>
同レポートは、2021年(2020年6月1日~2021年5月31日)のフェデックスのESG(環境・社会・ガバナンス)に関するトピックの進捗状況とパフォーマンスについて紹介したもの。
グローバル・レポーティング・イニシアティブ(GRI)基準、サステナビリティ会計基準審議会(SASB)、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)基準の指標を参照して取り上げている。
それによると、環境面ではフェデックスのCO2排出原単位は、1日に同社が取り扱う平均貨物量が180%増加する中、売上ベースで45%削減した。
また、「2040年までのカーボンニュートラルな輸送業務の実現」という目標を達成するため、今後数年間で20億ドルを投資し、「配送車両の電動化」「持続可能エネルギー」「炭素隔離」という3分野で、大胆な活動を推進する。具体的には、2030年までにジェット燃料の30%を代替燃料でまかなう、2040年までに配送車両の100%電動化など。
これは、「実践的なサステナビリティ」という同社の理念を強調する取り組みで、継続可能なソリューションをもたらす信頼性のある行動により、次世代のソリューションの提唱をリードする。
さらにソーシャル面では、フェデックスの考え方、働き方、提供するサービスの原動力である企業文化により、従業員をはじめ世界中の人々と可能性をつないでいくとしている。
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