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大王製紙/中部地区で生産体制強化と物流構造改革

2022年05月30日/生産

大王製紙は5月26日、2023年1月取得予定の岐阜県の新工場兼物流倉庫用地(新工場)の具体的な活用案を含む、中部地区での衛生用紙の生産体制強化の方針について決議したと発表した。

生産設備の設置場所及び内容については、岐阜県可児市の同社可児工場へ家庭紙用抄紙機、新工場 (岐阜県加茂郡坂祝町)へ加工機(ティシューペーパー・トイレットペーパー用)を増設する計画だ。

同社では、今後の成長戦略を描くにあたり、中部地区において、洋紙、包装用紙、特殊紙、衛生用紙を生産している可児工場の高付加価値化・拡張策が課題と認識。

そこで、可児工場と近接する新工場のシナジー効果を十分に発揮させ、東日本の主要エリアへの配送強化、可児工場のパルプを付加価値の高い商品へシフト、及び可児工場近隣の外部倉庫集約を含む物流構造改革による競争力強化を狙い、可児工場を中心とした増設計画を意思決定したもの。

■概要
生産品種:ティシューペーパー、トイレットペーパー
生産能力増:月産約3000トン
設備投資額:約170億円
設置場所:家庭紙用抄紙機 :岐阜県可児市(同社可児工場)
ティシュー及びトイレット加工機:岐阜県加茂郡坂祝町(新工場)
営業運転開始:2024年10月予定

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