川崎汽船は6月2日、簡易株式交換により川崎近海汽船の完全子会社化を完了したと発表した。
完全子会社化により、両社の技術や顧客基盤、人材等の経営資源を有効活用し、協業の意思決定の迅速化を行い、一層のシナジー効果を実現することで、川崎汽船グループの企業価値向上を推進していくとしている。
川崎汽船と連結子会社の川崎近海汽船は3月16日、両社の取締役会で川崎汽船を株式交換完全親会社、川崎近海汽船を株式交換完全子会社とする株式交換を行うことを決議。
その後、川崎近海汽船で5月10日に開催された臨時株主総会で原案どおりに承認され、必要な手続きが完了。5月30日をもって同社の株式は東京証券取引所スタンダード市場で上場廃止となった。
川崎汽船/ケイラインロジスティクスの持ち株会社の47%を上組に譲渡