ヤマトホールディングスは7月7日、「KURONEKO Innovation Fund」を通じて、全てのブランドが自社でサーキュラーエコノミー(製品を廃棄せず、持続可能な状態で循環させる仕組み)を実装可能にするソリューション「Retailor(リテーラー)」を開発・提供するFree Standardへ出資したと発表した。
Free Standardは、「新たな消費のフリースタンダードを創造する」をミッションに、2020年に創業したスタートアップ。長年EC業界で培ってきたノウハウと実績をもとに、アパレルや家電ブランドなど、自社ブランドのECで「お試し」と「リユース」機能を簡単に実装できるソリューション「Retailor」を提供し、商品の試用から購入、リユースまで、資源循環型の運用を自社で構築できるようになることで、サーキュラーエコノミーの実現へ寄与することを目指している。
今回の出資にあたりヤマトHDは、Free Standardの高いビジネス推進力とサステナブルな資源循環型の購買体験を提供する事業活動を評価。Free Standardが持つ、ECでの循環型マーケット創出に関する知見を得ることで、新たな価値提供に役立てることを想定している。
■Free Standard会社概要
所在地:東京都世田谷区用賀4-28-11
設立:2020年8月
事業内容:全てのブランドが自社でサーキュラーエコノミーを実装可能にするソリューション「Retailor」の開発・提供
サービスサイト:https://freestandard.co.jp/retailor