三菱ふそうトラック・バスは7月14日、国土交通省に大・中型トラック2車種(ふそうスーパーグレート、ふそうファイター)14型式・計101台のリコールを届け出た。
大・中型トラックのエアサス車で、後軸のショックアブソーバー取付けボルト・ナットを締付けた工具が不適切なため、正規トルクで締付けられていないものがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると当該ボルト・ナットに緩みが生じ、最悪の場合当該ボルト・ナットが脱落し、中型トラックではショックアブソーバーとABSセンサーハーネスの干渉が生じてABSが不作動になるおそれがある。
改善措置として、全車両を対象に後軸のショックアブソーバー取付けボルト・ナットの締付け状況を点検し、緩みが認められた場合は新品のボルト・ナットに交換して正規トルクで締付ける。また、今回の不具合によりショックアブソーバーと周辺部品に損傷が認められた場合は、修理または交換する。
同不具合は社内情報によって発見されたもので、不具合件数は0件。
■型式等は下記URLを参照
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001491062.pdf