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日本製鉄/トラック後部突入防止装置に1180MPa級熱延ハイテン

2022年07月19日/IT・機器

日本製鉄は7月19日、同社が開発したNSACの先進材料である1180MPa級熱延ハイテンが、いすゞ自動車の大型トラック「GIGA」、および中型トラック「FORWARD」の後部突入防止装置に日本で初めて採用されたと発表した。

<後部突入防止装置(左)と1180MPa級熱延ハイテン製後部突入防止装置>
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中大型トラックの突入防止装置向けについては、衝突安全性能の観点から厚肉な熱延鋼板が適しており、日本製鉄の590,780,980MPa級熱延ハイテンが幅広く採用されてきた。今回の法改正により、後部突入防止装置の更なる強化が必要となり、日本製鉄は、いすゞ自動車、プレス工業と共同で取り組み、1180MPa級熱延ハイテンの中大型トラックへの適用を実現した。

今回適用された1180MPa級熱延ハイテンは、緻密な成分設計と製造条件の確立により、良好な成形性を有しており、軽量化と安全性能向上の両立、およびライフサイクルでの温室効果ガス排出量の削減を実現。

日本製鉄は、今後もハイテン材の更なる高強度化および適用範囲の拡大により、自動車のより一層の軽量化、衝突安全性能向上、および温室効果ガス排出量の削減を通じたカーボンニュートラル社会の実現に貢献していくとしている。

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