川崎汽船は7月22日、グループ会社のシーゲートコーポレーションがハイブリッド電動曳船を建造することを決定したと発表した。
同船には、陸上の充電器を使用して充電する大容量リチウムイオン電池によるモーター駆動方式に加えて、作業中のリチウムイオン電池のバッテリー残量不足を補うため、発電機を搭載したハイブリッド形式を採用する。
発電機用燃料を段階的に次世代燃料に置き換えていくことで、最終的には完全ゼロ・エミッション船とすることが可能。2025年前半に徳山下松港への配備を予定しており、同地区初の主機関を搭載しない曳船となる。