セイノーホールディング（HD）は8月30日、地区宅便の株式100％を取得することで合意し、9月1日からセイノーグループとなることを発表した。
＜地区宅便がセイノーグループ入り＞
地区宅便は東京都内に本社を構え、埼玉県・千葉県・北海道にも支店を持つ老舗のメール便・ポスティング会社。1980年に設立以来、メール便事業のパイオニアとして、独自の商品追跡管理システムを導入するなど業界をリード。長年、培ったノウハウで、ラストワンマイルの配送ネットワークを構築し、顧客満足度の高いサービスを提供している。
今回のグループ入りは、セイノーHDの中期経営計画「Connecting our values」での取り組みの一環で、ラストワンマイルのネットワーク強化が目的。日本のEC化率は年々増加しており、「利用顧客は商品をアイテム購入することで注文頻度が増え、宅配貨物のサイズは小さくなってきている」と同社。こうした背景から、地区宅便が持つラストワンマイルのネットワークとセイノーHDが持つ幹線ネットワークを組み合わせ、時代に即した新たな配送ネットワークの構築に取り組む。
■会社概要
商号：地区宅便
所在地：東京都練馬区高松5－8－20 J.CITY TOWER16階
事業内容：メール便発送・配送事業、ポスティング事業、メディアレップ・広告事業
設立：1980年12月
資本金：8200万円
■地区宅便の関連子会社
商号：地区宅便
所在地：千葉県千葉市緑区大野台2－6－1
事業内容：メール便発送・配送事業、ポスティング事業、ロジスティクス事業
設立：1995年8月
資本金：4000万円
株主及び持株比率：地区宅便100％
■株式取得後（2022年9月1日付）
商号：地区宅便
所在地：東京都練馬区高松5－8－20 J.CITY TOWER16階
株主及び持株比率：セイノーホールディングス 100％
