日野自動車は8月30日、一連のエンジン認証不正問題に伴い、ステークホルダーへの信頼を裏切ってしまった事実を背負い、あらゆる取り組みを全力で推進する「信頼回復プロジェクト」を発足したと発表した。
＜「信頼回復プロジェクト」概要＞
同プロジェクトは、日野のこれからを担うマネジメント層と中堅層による社長直轄チームが主導する。また、二度と今回のような事態を引き起こさないための企業風土改革の一環として同日、「パワハラゼロ活動」を立ち上げた。
このなかで、日野は「すべてのハラスメント行為を断固として許さない」という強い決意と覚悟を表明。日野で働くすべての従業員、そして日野と関わりを持つすべての人との関係において、人格や尊厳を尊重した行動を徹底し、ハラスメント行為のない会社を目指す。特にパワーハラスメント行為については、全社実態調査やハラスメントを行った者への処分の厳罰化など、具体的な施策を通じて撲滅を目指すとともに、効果の検証と改善を行い、従業員の困りごとや職場の課題に向き合い、実効性のある取り組みを追求していく。
「すべての基盤となる企業風土の改革は待ったなしであり、経営と職場が一体となり、さらに強力に進めていく」と日野。さらに今後、小型トラック用エンジンに関して、認証業務についてトヨタにさらなる協力を依頼するなどトヨタとの連携をより深めていくことを相談していきたいとしている。
■「パワハラゼロ活動」詳細
https://www.hino.co.jp/corp/news/assets/0860e6f58b1e939f26dec92c2fec91a2.pdf
