GCT研究所は8月31日、物流市場の拡大に伴う深刻な人手不足を解消し、オペレーション改善や働き方改革を実現させる次世代のピッキング・ナビゲーションシステム「Picking-Navi」を今秋に発売すると発表した。
「Picking-Navi」は、倉庫内のピッキング作業をミスなく効率的に実現させるためのクラウドによるピッキング・ナビゲーションシステム。端末はタブレット/スマートフォンを使用し、誰もが簡単に使用できる便利な機能を搭載している。
<Picking-Navi画面(イメージ)>
「Picking-Navi」は、ラック配置図やピッキング作業完了予測時刻など、様々な機能を視覚化してタブレットに表示し、ラック全体の配置図から効率よくピッキング作業ができる最短の導線をナビゲーションする。また、通路が狭く、すれ違いができないような位置にあるラックへの誘導は、他の作業者とぶつからない導線を表示する。
<見やすい導線ナビゲーション(イメージ)>
画面上には無駄のない導線が自動的に表示され、作業員はその導線に従ってピッキング作業をするだけで、初心者でも無駄のないベテラン並みのピッキング作業が実現。また、複数の作業員全員の現在位置も正確に把握できるので、管理者は的確な指示を出すことができる。
人またはフォークリフト・ピッキングどちらの場合でも、万一指示と異なる商品を誤ってピッキングしてしまった場合、端末画面上にアラートが表示され、作業者はすぐに誤りであることが分かるのも特徴。
さらに、様々な分析機能を備え、ピッキング作業中の様々なデータが自動的に蓄積され、そのデータを分析することで、モノの配置変更やピッキング優先度等、これからの効率化推進のために様々な施策をとることができる。既に稼働中の倉庫管理システムともCSVを介し連携も可能だ。