プロロジスは10月4日、 プロロジスとデューク・リアルティ社の株主の承認を得た上で、デューク・リアルティ社の全株式の取得を完了したと発表した。
評価額は、債務引き受け分を含み約230億米ドル（約3兆3350億円：1米ドル＝145円換算）となり、今回の取引によりプロロジスの米国内の主要マーケットにおける展開がさらに拡大される。
プロロジスはこれまでも、新たな資産を自社のビジネスに統合し、物流不動産プラットフォームを拡大してきた。今回のデューク・リアルティ社から取得したポートフォリオの概要は、南カリフォルニア、ニュージャージー、南フロリダ、ダラスおよびアトランタを含む米国内19の主要マーケットに立地する約1320万m2（約480棟）の稼働中の物流施設、約65万m2の開発中の物流施設および約158万m2の開発用地、500社以上の新規カスタマー。
今回の買収により、コンテナによる輸送の米国第4位のジョージア州サバンナへ進出。米国内の主要な物流ハブへの進出拡大によりプロロジスは、カスタマーの要望により的確に応える体制が整うことになる。同社は今後、デューク・リアルティ社のカスタマーに対し、物流現場で必要とされる物品やサービスを提供する「プロロジス・エッセンシャルズ」を含む、現代の物流施設でカスタマーが必要としている様々なソリューションやサービスも提供していく。
なおプロロジスは、今回の買収手続きの完了と同時に、デューク・リアルティ社のジェームス・コナー会長兼CEOを、プロロジスの取締役会メンバーに任命した。
