Piezo Sonicは10月24日、同社が開発・販売している搬送用自律移動ロボット「Mighty-D3」を今年10月に開催された「CEATEC 2022」に出展し、スタートアップ&ユニバーシティ部門でグランプリを受賞したと発表した。
<Mighty-D3がスタートアップ&ユニバーシティ部門でグランプリ受賞>
今年で12回目を迎える「CEATEC AWARD」は、展示される技術・製品・サービス等の中から、学術的・技術的観点、市場性や将来性等の視点から、イノベーション性の高さが評価される。
同社の「Mighty-Dシリーズ」は、大田区の戦略的産業クラスター形成パイロット事業で2018年より開発を開始し、重い荷物を人が運ぶ業務を代理することを目的とした搬送用自律移動ロボット。日本の月面探査ロボットの機構を応用した特殊なサスペンション機構と「電力ゼロで姿勢を保持」できるピエゾソニックモータをステアリングに搭載したことで、15cmの段差乗越え、その場旋回、真横移動が可能。屋外・屋内の多くの場所で路面状況を気にすることなく走行できることが大きな特徴だ。
今回、同社が出展したAMR「Mighty-D3」は、「重量物の搭載ができ凹凸のある一般の路面の走行が可能で人の代わりに荷物を運んで一緒に行動できる、15cmの段差を乗り越えることができるのが特徴で、他社製品と比較してもコンパクトで走破性能が高い。物流・サービスロボット市場が急激に伸びると予想されている中で、道や施設の案内、見守りなど遠隔応対するロボットオペレーターという雇用創出につながる期待もある」ことが評価された。
なお、同社は、「CEATEC 2022」の公開後、今年10月末に福島県南相馬市の福島ロボットテストフィールド(ロボテス)で開催される第3回ロボテス縁日で、「Mighty-D3」のデモンストレーションと操作体験イベントを実施する予定。
■「CEATEC AWARD 2022」スタートアップ&ユニバーシティ部門 グランプリ
https://www.ceatec.com/ja/award
<「Mighty-D3」の特徴を示すコンセプトイメージ>
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