ANAホールディングスが10月31日に発表した2023年3月期第2四半期決算によると、貨物収入は国際線が1835億円(前年同期比32.6%増)、国内線が116億円(1.7%減)となった。
国際線貨物では、回復する旅客需要の取り込みを強化するために、旅客機による貨物専用便の運航を減少させたことに加え、自動車関連部品の需要が減退したこと等から、輸送重量は前年同期を下回った。
一方で、高水準の単価を維持することに努めた他、収益性の高い北米路線の運航規模拡大や大型特殊商材等の高単価貨物を取り込んだこと等により、収入は前年同期を大きく上回った。