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日本GLP/「GLP千葉北」開発、澁澤倉庫が飲料専用で一棟利用

2022年10月31日/物流施設

日本GLPは10月31日、千葉市花見川区で延床面積約2万4000m2の先進的物流施設「GLP千葉北」の開発を行うことを発表した。なお同施設は、澁澤倉庫が専用施設として一棟全体を利用し、2023年2月に着工、2024年2月に竣工予定。

<「GLP千葉北」完成イメージ>
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同施設が立地する千葉北エリアは、物流拠点が集積する湾岸エリアへの交通アクセスの良さと関東全域への配送の交通利便性の高さを兼ね備えた物流拠点として、今後も発展が見込まれている。

<GLP千葉北」広域図>
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同施設は、国道16号線まで約100m、「千葉北IC」まで約1km。「宮野木JCT」を活用し、京葉道路から東京外環自動車道、千葉東金道路から首都圏中央連絡自動車道(圏央道)など各自動車道へのアクセスが容易で交通利便性が高く、都心や湾岸エリアだけではなく、関東全域への物流拠点として優れた立地となっている。また、周辺には住宅地があり、雇用確保の面でも優位性がある。

日本GLPの帖佐義之 代表取締役社長は、「澁澤倉庫はリピートカスタマーであり、日頃の密なコミュニケーションの中で、飲料を主とした施設として交通利便性の高い立地性と最適なオペレーションを可能にする仕様の提案や、その他テナントの希望する仕様への対応力をご評価いただいたと自負している」とコメント。澁澤倉庫は、既存の施設と連携して、首都圏東部エリアの飲料物流のネットワーク強化に「GLP千葉北」を活用する予定だ。

同施設では、飲料に特化した物流施設としてのオペレーションの効率性を向上させる、低床バース、フォークリフト作業に最適な柱スパンを採用。また、2パレットの積載に対応した垂直搬送機を導入、各フロアに最適な床荷重やシャッターの高さを設定するほか、2階の一部に無人搬送フォークリフトの運用が可能な仕様となっている。さらに、保管効率を向上させるため、3階の一部はマジックラックの設置も可能。

このほか、環境への配慮として、自家消費型の太陽光発電設備を設置することを検討しており、入居企業の脱炭素化に向けたサステナビリティ推進への取り組みをサポートする。

なお同施設は、市街化調整区域での建設を可能にする「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律(物流総合効率化法)」の認定を受け、実際の運用を優先した車両動線を採用し、CO2の排出に配慮する物流施設を目指す。

■施設概要
施設名:「GLP千葉北」
所在地:千葉県千葉市花見川区三角町762
敷地面積:約1万4000m2
延床面積:約2万4000m2
構造:地上3階建て、鉄骨造
着工:2023年2月(予定)
竣工:2024年2月(予定)
認証取得:CASBEE認証(予定)、ZEB認証(予定)

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