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JDSC/センコーと物流倉庫作業工数の削減でパイロット運用開始

2022年11月18日/IT・機器

JDSCは11月18日、センコーグループホールディングス傘下の中核会社であるセンコーと共同で、物流倉庫スタッフの工数算出と適正配置にAIを導入し、生産性向上を目指す「AI職長プロジェクト」を2022年1月から推進していると発表した。

<AI職長プロジェクトの概念図>
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プロジェクト推進の結果、物量の様相から最適な工数算出が可能となり、倉庫スタッフの待機時間を原資とした1割強の工数削減余地が確認できたことかせ、2022年11月より実運用に向けたパイロット運用を開始した。

「AI職長プロジェクト」は、課題をAIで解決し生産性を向上させるために、センコーとJDSCが共同で推進するプロジェクト。属人的な経験と知見で進められていた業務にAIを組み合わせることで職長の業務の一部を標準化することを目指し、JDSCはセンコーに対してコンサルティングを行うとともに、最適なAIアルゴリズムの開発と提供を行っている。

プロジェクトの中間進捗では、物量の様相から最適な工数算出が可能になり、待機時間を原資とした14%の工数削減余地を確認。ロケーション最適による集品業務の“移動時間”削減の余地を確認。生産性に影響を与える因子を整理し、因子の組み合わせごとに生産性目標を細分化することで、あらゆる物量のパターンに対して最適に工数を数理的に導ける見通しとしている。また、2022年11月よりパイロット運用として、センコーの現場で日々の業務における作業工数予測、作業進捗管理にAIを導入し、実用化に向けた検証を開始する、としている。

今後の展開として、現在のセンコー印西ロジスティクスセンターを皮切りに、順次全国各地のセンコー拠点に展開していく予定だ。

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