国土交通省は11月18日、首都圏の高速道路がより効率的に賢く使われるよう、本年4月より首都高速道路等の料金改定が実施されたが、料金改定後の交通状況を発表した。
それによると、まず前年に比べて「首都高速含め全国的に交通量が増加」した。渋滞も、交通量の増加に伴い、前年に比べて、全国的に増加した。特に、NEXCO3社では6%の増加となり、首都高速、阪神高速の3%増加の倍増となっている。
増加傾向は、短距離の区間で多くみられ、0~6㎞では7%の増加となっているが、逆に48~54㎞、54~60㎞、60㎞超では2%から4%の減となっている。
時間帯別交通量では、4月1日から、深夜割引を導入(首都高速において深夜0時~4時の料金を20%割引)したことで、全体的に交通量は前年に比べて増加傾向だが、深夜割引対象の0時~4時の交通量は、大きく増加した。
首都高速と千葉外環の利用分担では、4月1日から、首都高速の湾岸線または横浜・川崎エリアを発着し、三郷JCTを通過してNEXCOの常磐道を利用するETC車が、千葉外環を迂回利用する場合、直行利用と同じ通行料金となるよう、千葉外環料金を割引したため、千葉外環の利用分担率が増加、首都高(都心通過)の利用分担率が減少した。