ANAグループの国際物流会社であるOCSは12月5日、全日本空輸(ANA)の「SAF Flight Initiative」において、CO2排出量削減に関する契約を結締結したと発表した。
<「SAF Flight Initiative」に参画したOCSの活動>
「SAF Flight Initiative」は、持続可能な航空燃料 SAF(Sustainable Aviation Fuel)の活用により、産業バリューチェーンにおけるCO2排出量削減を目的としたプログラム。このプログラムへの参画を通じてOCSは、ANA便における間接的なCO2排出量削減に取り組み、より一層環境に配慮した国際物流企業に成長することを目指すとしている。
また、今後はOCSを利用している荷主に対してもANAのこのプログラムおよび SAFの認知度向上を図り、来春を目途に荷主もこのプログラムに直接参画できるスキームを構築する予定だ。
なお、国際物流企業として多くの集配車両を使用しているOCSは、全車両に安全運転管理システムを搭載することによりCO2排出につながる急発進や急ブレーキなどを未然に防ぐ仕組みを導入し、さまざまな施策で脱炭素化に取り組んでいる。世界経済を支える国際物流において重要な輸送手段のひとつである航空ネットワークは、島国である日本の企業にとって非常に重要なインフラ。このプログラムを通じ、これからもANAグループ一丸となって『航空ネットワーク維持』という社会的な使命を果たしていくとしている。