サンシーアは12月16日、同社の統合クラウド物流管理システム(WMS)「SunLOGI(サンロジ)」が、中国Quicktron(クイックトロン)社のAGV(無人搬送車)とAPI連携を開始したと発表した。
サンロジとAGVが連携することで、サンロジ側で各ショッピングモールやカートシステムと受注を紐付けし、その注文内容にマッチングした商品をAGVが作業台へ自動搬送する仕組みを構築できる。
これにより、出荷にかかる人件費の削減と出荷量増加への対応、出荷ミスやピッキングミスなどによる手戻りの削減が可能になる。
Quicktron社は、これまで日本国内に対応したWMSを持っていなかった。今後はサンロジとの連携によって、日本の物流業界へAIロボットを拡販していく。一方で、サンシーアはサンロジの業界内シェア向上を目指しており、両社の狙いが一致したことから、業務提携を締結し、今回のAPI開発に至った。
なお、サンシーアはQuicktronとの提携により、日本でのQuicktron社製品の販売権利も獲得している。