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NTTロジスコ/「ロジスティクスデザインサポート」の提供開始

2022年12月23日/3PL・物流企業

NTTロジスコは12月23日、サプライチェーンを俯瞰した、実現性が高く実効性のある物流拠点と輸配送ネットワークのデザインを支援する「ロジスティクスデザインサポート」の提供を開始したと発表した。

<ロジスティクスデザインサポートの概要>
20221223nttlogi - NTTロジスコ/「ロジスティクスデザインサポート」の提供開始

「ロジスティクスデザインサポート」とは、ロジスティクスネットワークの根幹となる『拠点配置』『拠点機能設計』『輸配送ネットワーク』のデザインをサポートするもの。

シナリオの立案とシステムシミュレーションにより効果を検証、実現性やリスク評価を行なったうえで、複数案を立案する。経営判断に求められる複数の指標に基づき、立案された複数シナリオのメリット・デメリットを可視化・評価し、ロジスティクスデザインを提案し経営判断を支援する。

その特徴には、「人口動態の予測データを活用し、中長期の需要変動をシミュレーション」、「地域ごとの将来の人口動態予測に基づき、労働力確保の観点もふまえた拠点別の機能設計、自動化方針を策定」、「2024年問題をはじめとする将来的な法規制を考慮した実現性の高い輸送キャパシティーをシミュレーション」等の将来動向予測を反映するものとしている。

また、現場を熟知したシナリオ立案とシステムシミュレーションによる精緻な効果検証として、「サプライチェーンを俯瞰した実現性が高く実効性のある複数のシナリオを立案」、「立案した各シナリオごとの物量やサービスレベルを、専用システムを使用したシミュレーション」、「実勢コスト情報に基づき、各シナリオについて専用システムを使用したコストをシミュレーション」を挙げている。

さらに、3PL事業者ならではの着眼点で実現性とリスクを評価するとして、「輸配送のキャパシティーやリードタイムを考慮した、実現性の高い輸送ネットワークの構築」、「倉庫立地状況や人口などの地域特性、ハザードマップを考慮した拠点配置」、「ロジスティクスデザイン変更に伴う、業務移行の実現性、負担、リスクを考慮」がある。

なお、物流拠点の配置と機能設計、輸送ネットワークはロジスティクスの根幹であり、売上と費用に大きな影響を及ぼす。物流危機が叫ばれ、ESG経営が求められる今、最適なロジスティクスデザインを構築する重要性はさらに高まっている。加えて、その設計には様々な要因を考慮する必要があり、その難易度は非常に高くなっている。

NTTロジスコは、物流運営を実際に担う3PL事業者ならではの着眼点から、荷主のサプライチェーンを俯瞰し、将来にわたる物流動向を加味し、複数のシナリオを立案、比較検証のうえ「あるべきロジスティクスのデザイン」の構築を支援する。

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