NX総合研究所は1月11日、研究レポート「2022・2023年度の経済と貨物輸送の見通し」を公表した。
それによると、国内貨物輸送の総輸送量は、2022年度上期・下期ともに微減が続き、年度全体では0.2%減と2年ぶりにマイナスへと転換した。2023年度は0.5%減と予測しており、2年連続のマイナスとなる見通しだ。なお、3%弱の減少を見込んでいる建設関連貨物を除いた一般貨物に限定すると、1.3%の増加となる見通し。
鉄道輸送量は、JRコンテナが2022年度は1.2%減。2023年度は0.8%の増加と4年ぶりにプラスへ転換すると予測している。
JR車扱は、2022年度が1.5%増。2023年度は0.7%減と小幅な減少で3年ぶりに減少する見通し。
自動車輸送料は、営業用自動車が2022年度0.8%増。2023年度も0.8%増で、3年連続のプラスになる見通し。自家用自動車は2022年度が2.1%減、2023年度が3.5%減と低調に推移すると予測している。
内航海運は、2022度が0.1%増、2023年度が0.8%増と小幅ながらプラスを維持。国内航空は2022度が12.9%増、2023年度が5.0%増と3年連続のプラスになると予測している。
■2022・2023年度の経済と貨物輸送の見通し
https://www.nittsu-soken.co.jp/wp-content/uploads/2023/01/report-20230111.pdf
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