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飯野海運/4~12月の売上高42.5%増、営業利益262.2%増

2023年01月31日/決算

飯野海運が1月31日に発表した2023年3月期第3四半期決算によると、売上高1083億4700万円(前年同期比42.5%増)、営業利益167億2200万円(262.2%増)、経常利益168億3000万円(222.2%増)、親会社に帰属する四半期純利益192億6400万円(131.6%増)となった。

主力の外航海運業の売上高は907億1300万円(50.7%増)、営業利益は130億6500万円(1171.3%増)となった。

同セグメントでは、大型原油タンカーで支配船腹を長期契約に継続投入し、安定収益を確保。ケミカルタンカーでは、基幹航路である中東域から欧州・アジア向けをはじめとする安定的な数量輸送契約に加え、アジア出しのスポット貨物を積極的に取り込んだことで、運航採算が大きく向上した。

大型ガス船では、LPG・LNG船ともに既存の中長期契約を中心に安定収益を確保したことに加え、一部船舶が好市況を享受。ドライバルク船では、専用船が順調に稼働し安定収益確保に貢献したほか、不定期船でも契約貨物への投入を中心に効率的な配船と運航に努め、夏場以降の市況下落の影響を受けながらも、運航採算は当初の予想を上回る水準で推移した。

そのほか、内航・近海海運業は売上高80億3600万円(16.1%増)、営業利益5億5900万円(45.4%増)。不動産業は売上高96億6300万円(6.5%増)、営業利益30億9800万円(3.3%減)だった。

通期は、売上高1400億円(34.5%増)、営業利益186億円(147.2%増)、経常利益193億円(104.7%増)、親会社に帰属する当期純利益218億円(74.0%増)を見込んでいる。

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