大阪府内で公社賃貸住宅SMALIO(スマリオ)を提供する大阪府住宅供給公社は2月2日、オートロック付きのOPH石橋テラス(池田市)・OPH長瀬さくらテラス(東大阪市)両物件に玄関前の置き配サービス「スマート置き配」を導入したと発表した。
物流の「2024年問題」を前に、効率化や労働環境の改善を意識したサステナブルな物流が注目されるなか、公社のオートロック付き住宅ではセキュリティの問題から玄関前の置き配の利用は難しく、また宅配ボックスも数に限りがあり、満杯時には使用ができない等の課題があった。そこで、大阪府住宅供給公社は、ライナフが提供する「スマート置き配」サービスを導入した。オートロック住宅でも置き配を可能とすることで、より安心して荷物を受け取ることのできる環境を提供し、住民の利便性向上を図る。
スマート置き配は、公社のオートロック付き住宅のエントランス部分に、「スマート置き配」のデバイスを導入することで、システム登録をしている配達業者が配達時にのみオートロックを解除できるようになるという仕組み。まずは6か月程度のモデル実施後、入居者アンケートによる効果を検証する。