LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





Yper/諏訪市置き配バッグ活用実証実験で再配達を84.6%削減

2023年02月06日/IT・機器

  • 関連キーワード
  • Yper

Yperは2月6日、同社がが提供する簡易宅配ボックス「OKIPPA(オキッパ)」を活用した約4か月間の実証実験が長野県諏訪市で行われ、 実験の結果、 再配達率は84.6%削減、二酸化炭素排出量も約1.8tの削減と大幅な削減効果が実証されたと発表した。

実証実験は期間が2022年8月13日~12月30日まで。モニター数は478名(諏訪市在住者)。調査方法は隔週アンケート(調査の依頼と回答はインターネットを基本としている) 。事前調査(申込時)は年代・住居形態・家族構成・職業・ECサイト活用頻度・最近1年間の再配達頻度 。隔週の調査では、対面での受取回数・置き配バッグ活用回数・再配達回数及びその理由 他。 終了時調査では、利用の感想・効果有無の検証 他、となっている。

その結果、実証実験を通じて72.2%の市民モニターの脱炭素社会実現への関心が高まる結果となった。

<属性調査>
20230206yper1 520x331 - Yper/諏訪市置き配バッグ活用実証実験で再配達を84.6%削減

実証実験前の事前アンケートでは、市民モニターの72.8%が30~50歳代であり、働く世代が多く、全体の約半数が子育て世代でした。また、市民モニターの95.6%がネット通販を利用し、91.9%が3分の1以上の荷物で再配達になっており、日中不在がちでネット通販を多用する人が参加していることがわかる。

<再配達削減結果>
20230206yper2 520x243 - Yper/諏訪市置き配バッグ活用実証実験で再配達を84.6%削減

モニター期間中に置き配バッグを活用して受け取った荷物は延べ3865個であり、期間中の再配達率は84.6%削減した。

脱炭素社会への意識醸成という点では、今回、置き配という生活に身近な取組による「ライフスタイルの変革」を狙った取組を通じて、72.2%の人の脱炭素社会実現への関心が高まるという結果につながった。

20230206yper3 520x231 - Yper/諏訪市置き配バッグ活用実証実験で再配達を84.6%削減

<置き配バッグOKIPPA設置の様子>
20230206yper4 520x347 - Yper/諏訪市置き配バッグ活用実証実験で再配達を84.6%削減

なお、OKIPPAは煩雑な再配達受け取りを不要にする吊り下げ式簡易宅配ボックスです。不在中だけでなく在宅時でも、非対面で荷物の受け取りが可能。

玄関ドアノブに簡単に取り付けができ、設置工事は不要。使用時以外は手のひらサイズに折りたたんでおけるため、常設していても玄関の場所を取らない。EC(ネット通販)のヘビーユーザーや、宅配ボックスがない住居に居住の人などに好評を得て、2018年9月の一般発売以来、全国で19万個以上が販売されている。(2023年1月時点)

盗難や個人情報漏洩対策として、2種の鍵(ドアノブ専用ロックと、シリンダー式南京錠の内鍵)構造を採用。万が一の盗難にも「OKIPPA plus」で無償、有償の2つの盗難サポートを提供している。

福山通運/福山市内で「渋谷育英会N響コンサート」開催、1500名招待

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース