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HAI ROBOTICS/物流ロボのデモ施設を刷新、床面積1.5倍に

2023年02月17日/IT・機器

HAI ROBOTICS JAPAN(HRJ)は2月17日、本社併設のHRJテクニカルセンター(埼玉県入間郡三芳町)を拡張し、3月1日にリニューアルオープンすると発表した。

<新機種を追加し、リニューアルした施設内>
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HRJテクニカルセンターは2022年3月に開設した物流ロボットのデモンストレーション施設。同6月にも新機種導入にあたって床面積を増床しているが、このたび床面積を開設当初の1.5倍に拡張し、さらなる機種の追加に対応した。

拡張後のHRJテクニカルセンターでは、1月に開催された「スマート物流EXPO 2023」で初披露した2機のACR(Autonomous Case-handling Robot:自動ケースハンドリングロボット) 「HAIPICK(ハイピック)A42L-NTFW」と「HAIPICK A3」を、それぞれ多機能ワークステーション「HAIPORT(ハイポート)」と連携させたデモンストレーションを見学できる。

<HAIPICK A42L-NTFW>
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「HAIPICK A42L-NTFW」は、最大地上高約6mまで本体が伸展し、対象物の横幅を自動で認識してピッキングすることができる。他のHAIPICKシリーズと同様に、トートのピッキングや搬送などに利用でき、高さを有効に活用したストレージを実現。レールなどの補助なく前進、後退、ターンすることができ、自律的なナビゲーションで障害物回避や自動充電も可能だ。

<HAIPICK A3>
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「HAIPICK A3」は、新世代のフォークリフト型ACRで、タイヤやトレイ、リール品といった材質や高さの異なる対象物を直接ピッキングすることができる。テクニカルセンターでは、クリーンルームのクラス10000に対応した機体を展示している。

<HAIPORT(写真右)とHAIPICK(写真中央)を組み合わせたデモンストレーション>
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ACRと組み合わせて使用する「HAIPORT」は、ACRがピッキングした対象物をロード・アンロードし、入出庫機能の向上を実現する。

HRJテクニカルセンターでは、物流企業向けに実稼働を想定し、入出庫作業におけるトートと段ボールの混合ピッキングのデモンストレーションを実施しているほか、顧客が実際に使用しているトートや段ボールを使用したシュミレーションにも対応しており、これまでに物流企業等から約100件の見学予約を受けている。

■HRJテクニカルセンター概要
所在地:埼玉県入間郡三芳町竹間沢東4-6(本社併設)
リニューアルオープン日:3月1日
※来場は予約制(https://www.hairobotics.com/jp/technicalcenter

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