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東京建物/千葉県千葉市に3.9万m2の物流施設を竣工

2023年02月28日/物流施設

東京建物は2月28日、物流施設「T-LOGI(ティーロジ)」シリーズ第9弾、千葉内陸エリアでは初の物件「T-LOGI 千葉北」が同日竣工したと発表した。

<T-LOGI 千葉北 建物東側(エントランス付近)>
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<建物北側(スロープ~2 階部分)>
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<倉庫内>
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「T-LOGI 千葉北」の立地は、首都圏の大動脈である国道16号と成田空港、都心部を繋ぐ東関東自動車道の結節点となる「千葉北IC」から約2.9 ㎞、千葉県を横断する京葉道路の「武石IC」から約4.1 ㎞に位置し、首都圏広域配送のみならず、都心配送にも高い優位性を持っている。また、成田空港(約30分)、東京港(約38分)、羽田空港(約40分)といった首都圏の主要ポートへバランスよくアクセスすることが可能なため、輸出入を伴う貨物を取り扱う顧客にとってもメリットのある立地となっている。

施設仕様は、敷地形状を有効に活用し、敷地の入口と出口を分離させることでトラック動線をワンウェイとしており、トラック同士の交錯を防ぎ、効率的な入出荷が可能となっている。また、倉庫内の柱スパンは縦横10m以上(一部13.5m 以上)を確保することで、顧客の効率的な保管をサポートする。さらに、4層スロープ型のこの物件では、1階および2階のトラックバースに計36台のトラックの接車が可能であることから、効率よく積み下ろしができる。これらの特徴により、この物件は通過交通型から在庫保管型まで顧客の幅広いニーズに対応できる施設となっている。

<グリーンを取り入れた建物エントランス>
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<休憩ラウンジ>
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<自家消費と自己託送のイメージ>
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また、この物件の1階エントランス横には、木目を基調とした内装デザインの中にグリーンを取り入れた休憩ラウンジを設けており、従業員へ快適な就業環境を提供する。

環境配慮の取り組みでは、他のT-LOGIシリーズと同様に、屋上に設置した太陽光パネルにより発電された電力を商用電力と併せて施設内で自家消費する予定。また、この施設内で消費しきれない余剰電力については、一般送配電事業者の送配電網を用いて、同社が所有する施設に「自己託送」の仕組みを用いて送電することにより、再生可能エネルギーを余すことなく活用する。

この物件はこうした自家発電・自家消費の仕組みにより、環境に配慮した施設の証である「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」最高ランクである『ZEB』認証および「CASBEE」Sランクの取得を予定している。

<位置図>
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■概要
所在地:千葉県千葉市花見川区犢橋町1652番3他(地番)
交通
東関東自動車道「千葉北」IC 約2.9km
京葉道路「武石」IC 約4.1km
JR総武線「新検見川」駅 バス約30分
京成本線「八千代台」駅 バス約25分
敷地面積:約1万7789m2(約5381坪)
延床面積:約3万9883m2(約1万2064坪)
規模:地上4階
形状:4層スロープ(1 階/2階片側バース)
設計・施工:坪井工業
構造:S造
耐震区分:耐震
着工:2021年9月
竣工:2023年2月
倉庫仕様
プラットフォーム:1階/2階:高床式1.0m
梁下有効天井高:各階5.5m
柱スパン:10.0m(W)×10.4
床荷重:各階1.5t/m2
ドックレベラー:各階4 基
バース数:35台(40ft)+1台(8t対応)
駐車場:普通車計65台(管理用3台)

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