スズキとLOMBYは3月16日、公道走行向け自動配送ロボットの共同開発契約を締結したと発表した。
両社は、2022年からスズキの電動車いすをベースとした台車を用いた自動配送ロボットの可能性を検討してきた。今回の共同開発で、スズキは台車の設計・開発を担当し、LOMBYは自動配送ロボットの試作・改造、配送システムの開発、実証実験等を行う。
また、配送ロボットと電動車いすの部品共通化を検討し、自動配送ロボットの量産化における製造コスト低減に取り組む。
さらに、2023年4月以降に施行予定の改正道路交通法により公道走行が可能となる「遠隔操作型小型車」としての届出を目指し、ラストマイル物流領域へのロボットの供給につなげる。
LOMBY社では、独自の自動積載機能を有した国産配送ロボットの開発を進めており、屋外を遠隔操作、屋内は自律走行をする試作初号機「LM-R1」による走行実験を進めているほか、24時間運航に向けて自律走行型の「LM-A1」も開発中で、2023年度にサービス導入を目指している。