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Yper/都内の5G環境下で自動配送ロボット実証実験

2022年02月04日/IT・機器

Yperは2月4日、東京都内で自動配送ロボット「LOMBY(ロンビー)」を活用したラストワンマイル物流の実証実験を実施すると発表した。

<Yperの自動配送ロボット「LOMBY」>
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Yperは、東京都が推進する「5G技術活用型開発等促進事業」で開発プロモーターに採択されたサムライインキュベートが運営するアクセラレータープログラム第一期「GO BEYOND DIMENSIONS TOKYO」の採択スタートアップ企業に選出された。

実証実験は2022年春~夏にかけて、ジェイアール東日本都市開発、東京都立大学、三菱地所の「街中実装パートナー」各団体と協力して実施。どこでもラストワンマイル物流が持続可能となる社会の実現に向けて「5G遠隔操作/監視でどこからでも配達員になれる自律走行ロボット」というプロジェクト名で、新しい配送インフラの構築とサービス実装に向けた事業化を目指す。

<GO BEYOND DIMENSIONS TOKYO>
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具体的には、5G環境下で遠隔操作される自動配送ロボット「LOMBY」による完全非対面配送を活用し、人的労働力と物理的な制約を超えた効率的なラストマイル配送サービスの事業化を目指す。

街中実装パートナー3社が抱えるアセットにおいて、飲食店から集合住宅へのフードデリバリー、大学構内での宅配物配送、商業ビル内でエレベーター活用した館内配送と言う3種類の異なるシーンで、地方からの遠隔監視による自律走行または遠隔操作で実証実験を行う。

高信頼・低遅延な5G技術を活用することで、遠隔監視・操作時も鮮明な画像配信とリアルタイムでクイックな操作を実現し、人材不足に苦しむラストマイル課題の解決に挑戦する。

<LOMBY(フロント)>
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<LOMBY(リア)>
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自動配送ロボット「LOMBY」は、Yperが2021年4月に開始したAMR事業で開発を進めている自動配送ロボット。最大の特徴は、無人での宅配物と生鮮品などの自動混載機能で、2021年10月に広島県北広島町で実施した実証実験では、離れた場所に設置したボックス間配送の完全自動化を実現し、既存物流の利便性を確保しつつLOMBYを新たな買い物支援として運用するための収益モデルを検証した。

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