フェデックスは3月16日、同社初の技術・イノベーション組織「Advanced Capability Community（ACC）」を、インドのハイデラバードに設置すると発表した。
インドのACCは、2023年後半に活動を開始する見込み。インドは、政府による技術主導とナレッジベース型の経済を形成するため、ワールドクラスのインフラ構築に注力している。また、テランガーナ州とその州都であるハイデラバードは、工学およびデジタル企業の人材を集めることに注力しており、国際機関をサポートしていることから、最初のACCを設けるにあたり理想的な場所だった。
ACCの設置は、世界で多様な人材の採用と育成を強化し、より効率的で俊敏な組織を構築することで、より良いサービスを提供することを目的とした広範囲かつ複数年にわたる取り組みの一環。
今後、フェデックスはビジネス上の需要と高い技能を持つ人材が集まる地域を対象に、世界各地でACCの設置を予定しており、各地のACCには部門横断的な専任チームメンバーを在籍させ、フェデックス全体の技術的かつデジタル関連の要求をサポートするためのサービスを提供していく。
各ACCが提供するデジタルイノベーションによって、グローバルサプライチェーンのエコシステムでフェデックスはより多くの価値を提供することが可能となる。
