SBSホールディングスは3月28日、三菱UFJ銀行とみずほ銀行をアレンジャーとする総額350億円の「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(資金使途を限定しない事業会社向け投融資タイプ)」の融資契約を同日付で締結したと発表した。借入期間は5年間。
「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」とは、企業活動が環境・社会・経済に及ぼすインパクト(ポジティブな影響とネガティブな影響)を包括的に分析・評価し、「ポジティブなインパクトを生み出す意図を持つもの」と確認された場合に、取り組みの継続的な支援を目的として融資を行うもの。
SBSホールディングスは、2023年12月期~2025年12月期までのグループ中期経営計画「SBS Next Stage 2025」で、「グループ総合力の発揮(グループプラットフォーム戦略と各社の独自戦略)」「ロジ事業基盤の整備および拡充」「ロジスティクス・テクノロジー(LT)×ITによる業務生産性の向上、差別化」「サステナビリティ経営基盤の強化、人的資本に係る取り組み」の4項目を重点施策に掲げ、各施策とも確実な取り組みを進めていくとしている。
また、サステナビリティ経営の推進ではグループサステナビリティ方針を定め、企業活動を通じて環境・社会・経済の課題解決に取り組むことで、企業価値の向上を図るとともに、人々の暮らしの安定と持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。