佐川急便は4月3日、グループの国際貨物事業を担うSGHグローバル・ジャパンから、キャリア各社との運賃やスペース等に関する折衝、その選定等の業務移管を受け、本社事業開発部に「キャリアマネジメントチーム」を2月1日付で新設したと発表した。
SGホールディングスグループでは、中期経営計画「SGH Story 2024」の重点戦略である国際・海外向けサービスの強化を目指す中で、特に日本発着の国際貨物についてサービスを拡充している。
これまで、キャリア各社との運賃やスペース等に関する折衝、その選定等の業務はSGHグローバル・ジャパンの各拠点のオペレーションが行っていたが、今後は佐川急便が直接行うことでキャリアとの対応窓口を一本化し、共同購買による価格競争力の優位性の確立と、航空貨物・海上貨物のスペース確保や手配力の強化を図る。
なお、通関業務やブッキング、搬出搬入等のオペレーション、運賃精算業務の手配については、SGHグローバル・ジャパンが引き続き行う。
キャリアマネジメントチームでは、2月1日から航空会社、4月1日から船会社との直接折衝を開始している。今後、佐川急便では、全国約2万7000人のセールスドライバーと先進的ロジスティクスプロジェクトチーム「GOAL」を中心に国際TMSの拡販に取り組んでいく。